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白内障の治療について
白内障は、進行すると視力の低下や日常生活に影響を及ぼす可能性があります。主な治療方法として「薬物療法(点眼薬)」と「手術」があります。
淀川区十三にあるぬかだ眼科では、患者様お一人おひとりの状態やご希望に合わせて、最適な治療方法を提案いたします。
薬物療法(点眼薬)
白内障の初期段階や比較的進行が緩やかな場合、点眼薬を用いて症状の進行を遅らせることが可能です。ただし、点眼薬による治療は白内障を根本的に治すものではなく、あくまで症状の進行を緩和するための対症療法となります。そのため、視力の回復は望めません。
手術
点眼薬だけでは症状が進行し、日常の生活に支障を感じるようになった場合、白内障手術を検討します。手術により、白濁した水晶体を除去し、代わりに眼内レンズを挿入することで、視力の回復をはかります。
日帰り白内障手術
白内障は進行すると視力が低下し、日常生活に支障を来たす場合があります。白濁した水晶体は回復することはありませんが、白内障手術によって視力の改善をはかることが可能です。
手術では白濁した水晶体を取り除き、代わりに眼内レンズ(人工水晶体)を挿入します。使用する眼内レンズには、「単焦点眼内レンズ」と「多焦点眼内レンズ」の2種類があります。
単焦点眼内レンズ
単焦点眼内レンズは、遠方・中間・近方の中から一箇所の焦点を明確にするレンズです。遠方をクリアにする場合、近くのものが見えづらくなることがあり、逆も同様です。そのため、日常生活で眼鏡の使用が必要となることが多いです。ただし健康保険の対象となるため、治療費が抑えられます。
多焦点眼内レンズ
多焦点眼内レンズは、遠くから近くまでの広い範囲に焦点を合わせることができるレンズです。これにより、眼鏡なしでも日常生活が過ごしやすくなる可能性が高まります。ただし、すべてのシチュエーションで眼鏡が不要になるわけではありません。
白内障手術の内容
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角膜切開
角膜(黒目の部分)に近い、結膜と強角膜(目の白い部分)の接合部に、細い専用のメスを使用して微細な切開を施します。
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前嚢切開
水晶体を囲んでいる薄い膜(前嚢)を慎重に切開し、開口部を作ります。
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水晶体乳化吸引
専用の器具を角膜切開創部から挿入して、超音波で白濁した水晶体を細かく分解します。同時にこれらの破片を吸引し除去します。
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眼内レンズ挿入
水晶体の除去後、視力を回復させるための眼内レンズを挿入します。
当院の日帰り白内障手術の特徴
高性能な検査機器を導入
当院では、白内障手術の検査のために「EYESTAR 900 Precision OCT」を導入しています。この機器はスウェプトソース OCT技術を備え、高品質の画像や多角的なデータを取得できる点が特徴です。特に多焦点レンズを用いる際、正確な屈折モデルの測定が行えるため、手術の精度が向上します。
緑内障・硝子体手術と同時手術が可能
白内障と併発して緑内障の症状を抱える方や、硝子体手術を検討されている方には、緑内障や硝子体手術を同時に実施することが可能です。同時に手術することで患者様の経済的・時間的負担が軽減されます。
両眼の同時手術が可能
当院では、患者様の希望に応じて白内障手術を両眼同時に実施することも可能です。この方法により一度の手術での治療完了が見込まれ、回復期間の短縮や経済的な負担の軽減に繋がります。