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ものもらい(麦粒腫)とは?
麦粒腫とは一般的に「ものもらい」「めばちこ」「めいぼ」などの呼び名で知られている目の病気で、まぶたの一部が赤く腫れ上がり、かゆみやズキズキとした痛みが特徴です。
原因は細菌感染によるものが多く、いったん治った後もしばしば再発することがあります。「まぶたに赤みがあり、かゆい」「まぶたの腫れが痛み出した」「何度もものもらいを繰り返す」などとお困りでしたら、淀川区十三のぬかだ眼科までご相談ください。
ものもらい(麦粒腫)の症状
麦粒腫の初期段階では、まぶたの一部が赤く腫れ上がります。この段階では炎症が軽度なので、痛みは軽度で、「何となくかゆい」といった症状のみを感じます。
進行して炎症が増すと、まぶたの赤み、腫れ、かゆみ、痛みなどが強くなっていきます。
基本的に腫れるのはまぶたの一部分ですが、まぶた全体が大きく腫れ上がる場合もあります。
最終段階になると麦粒腫は自然に破裂し、なかの膿が外へ排出されて自然回復に向かいます。
ものもらい(麦粒腫)の原因
麦粒腫はまぶたの中の分泌腺に細菌が入り込み、化膿することで炎症を引き起こします。
細菌感染と言っても、人から人にうつる感染症のようなものではなく、通常、誰しも体に存在する「黄色ブドウ球菌」や「表皮ブドウ球菌」といった常在菌の感染が原因となります。
風邪を引いたり、疲労が溜まっていたりすると、抵抗力が弱まり、麦粒腫が起こりやすくなります。
ものもらい(麦粒腫)検査・治療
検査・診断
麦粒腫の診断では、似たような病気の霰粒腫との区別をつけることが大切です。
痛みの有無、腫瘍の状態の確認、症状の問診などの診察結果に基づいて麦粒腫(ものもらい)を診断します。
治療
麦粒腫はそのまま放置していても自然と膿が排出されて治ることがよくあります。
まぶた周辺を温かい湿布やアイマスクで覆うと、膿の排出が促進されて、治りやすくなります。
治療中は余計な刺激を与えないよう、患部を手で擦ったり、過度にメイクをしたりすることはできるだけ避けましょう。
薬物治療
自然回復を待っても良くならない場合には、抗菌薬を投与することがあります。点眼薬や内服薬を処方し、膿の消失を促します。
それでも経過が良好でない場合、外科的に排膿させる治療を行う場合があります。
膿が溜まっているからといって、自分で無理やり膿を出そうとするのはおやめください。使用した道具が十分消毒されていないと二次感染を起こすことがありますので、必ず眼科を受診して医師の診断のもと治療を受けましょう。
ものもらい(麦粒腫)を予防するために
麦粒腫は細菌感染が原因であるため、ある程度予防策を講じることが可能です。
まず、常在菌の感染を防ぐために、免疫力を下げないような規則正しい生活を心がけることが大切です。
また目の周辺を清潔に保ち、汚れた手などで擦らないように注意しましょう。
コンタクトレンズを付けている方は、毎回きちんと洗浄し、使用期限を超えないようにしましょう。