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網膜レーザー治療とは?
網膜レーザー治療は、レーザー技術を活用して網膜の異常部位を凝固させ、網膜関連疾患の進行を遅らせる治療です。網膜裂孔や糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症など、様々な疾患の治療として行われます。
特定のレーザー波長で網膜をターゲットに凝固し、各疾患の進行を抑制します。ただし、あくまで対症療法で、眼を元の状態に戻すことはできません。
網膜レーザー治療の適応疾患
網膜レーザー治療は以下のような網膜の疾患に適用されます。
網膜裂孔
加齢や外傷から発生する網膜の小さな切れ目です。進行すると網膜剥離のリスクが高まるため、早期のレーザー治療で進行を予防します。
網膜静脈閉塞症
網膜内の血流障害から生じる疾患です。黄斑部に関連する出血や浮腫は、視力の低下や視野の変化を引き起こす可能性があります。
治療の流れ
1.診察
患者様の目の状態や症状を詳しくおうかがいし、治療の目的や必要性を確認します。
2.精密検査
精密検査により、網膜の状態や疾患の進行度を診断します。
3.治療計画の説明
それぞれの症状や状態に合わせた最適な治療方法を提案し、治療の流れをご説明いたします。
4.治療
特殊なコンタクトレンズを使用してレーザー治療を行います。
5.治療後の診察
治療の翌日、経過観察のために診察を行います。
※土曜日に治療を受けられた方は、翌日(日曜日)診察いたします
注意事項
治療時間は通常約10分です。
糖尿病網膜症への治療では、照射範囲が広範囲のため、1回の治療で完了することは難しいです。通常、1~2週間の間隔をあけ、複数回の治療を受けることになります。
また網膜剥離の場合、網膜が完全に固定されるまで約2週間かかります。その間、激しい運動はお控えください。