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眼瞼下垂とは?
眼瞼下垂とは、何らかの原因によりまぶたを持ち上げる筋肉が弱り、まぶたが下がってくる病気です。まぶたが下がってくることで、物が見えにくくなったり、いつも眠そうな顔に見えたり、目つきが悪くなったりします。また、見えにくさをカバーするために顔を上げることで、頭痛や肩こりの原因となる場合もあります。
眼瞼下垂の症状
眼瞼下垂では、まぶたが下がってくることで様々な症状が引き起こされます。主な症状は下記の通りです。
- まぶたが邪魔になって、物が見えにくくなる
- 常に眠そうに見える
- 見えにくさをカバーするため、おでこや肩に余計な力が入り肩こりや頭痛の原因となる
- 目が疲れやすくなる
など
このような症状でお困りでしたら、淀川区十三にあるぬかだ眼科へお気軽にご相談ください。
眼瞼下垂の原因
上まぶたを開く筋肉は、「上眼瞼挙筋」と「ミュラー筋」と呼ばれており、これらの筋肉や携わる神経の機能が落ちることが眼瞼下垂の原因とされています。
まぶたの筋肉が緩む原因には、先天的なものと後天的なものがあります。後天的に眼瞼下垂になる原因のほとんどは、加齢によるものだと考えられています。
眼瞼下垂のセルフチェック
- まぶたが目にかかっている
- 皮膚が垂れ下がり、まつ毛の付け根が見えにくい
- おでこに力を入れないと目が開けにくい
など
これらの症状がある場合は、眼瞼下垂を疑って早めのうちに眼科を受診しましょう。
「もしかして眼瞼下垂かもしれない」と思った時は、淀川区十三のぬかだ眼科へ一度ご相談ください。
眼瞼下垂の種類
腱膜が伸びて緩んだ場合
まぶたを引き上げる筋肉が正常に機能しない状態です。額に力を入れればつられてまぶたを引き上げることができます。
腱膜が外れている場合
腱膜が剥がれていると、額の力でもまぶたを引っ張ることができません。
この場合、日常生活に支障を来すことが多く、手術を検討する必要があります。
まぶたが痙攣する場合
目を開こうとする時に痙攣を起こし、上手く目を開くことができない状態です。
筋肉と神経の連携が上手くいかないことが要因だと考えられています。
皮膚が弛んで瞳に覆いかぶさっている場合
俗に三角眼と呼ばれており、目尻にかけて分厚いまぶたの皮が覆いかぶさって視野を妨げている状態です。筋膜性の眼瞼下垂を併発している可能性もあります。
眼瞼下垂の治療
まぶたの筋肉はリハビリで鍛えることができず、薬物治療も有効な手段はありません。そのため、外科的な処置が必要になります。
眼瞼下垂の種類によって、最適な手術方法が異なります。
手術の概要
挙筋前転術
上まぶたを持ち上げる筋肉が伸び切った方に適応となります。
二重(ふたえ)のラインを切開し、伸び切った筋を前方に縫い付けることでまぶたを引き上げる力が強くなります。
前頭筋吊り上げ術
前頭筋と呼ばれる、普段は額を持ち上げるための筋肉を使って、まぶたを吊り上げる方法です。
通常、額を持ち上げても補助的にまぶたが上がる程度ですが、前頭筋にまぶたを繋ぐことで、前頭筋の力を直接利用できるようになります。
余剰皮膚切除術
「偽性眼瞼下垂」と呼ばれる状態が適応となる方法です。偽性眼瞼下垂とは、まぶたの筋肉に異常がないにもかかわらず、まぶたが厚く覆いかぶさっている状態のことです。
目にかかっているまぶたを切除するだけで、症状の改善が期待できます。
注意事項
・術後、数日間は腫れることがあります。激しい運動、飲酒、入浴は避けましょう
・患者様によって内出血が続いたり、数ヶ月ほど赤みが続いたりする場合があります
・まぶたの形が変わることによって、お顔の印象が変化する場合があります