老眼

老眼とは?

老眼とは?

老眼とは、文字通り加齢によって目のピントを合わせる力が衰えることにより、視界がぼやけたり、遠くの物は良く見えていても手元に視線を移すと見えづらくなったりする症状です。これは目の水晶体を支える毛様体筋が疲労して、目のピント調整機能が上手く働かなくなるためです。
最近は「スマホ老眼」といって、若い方でもパソコンやスマートフォンを長時間使用することで毛様体筋が疲労し、老眼と同様な症状を示すケースもあります。
老眼の症状でお困りでしたら、淀川区十三にあるぬかだ眼科へお気軽にご相談ください。

老眼の主な症状

老眼の主な症状は、「遠くは良く見えるのに、近くが見えづらい」というものです。今まで新聞や本を読んでいた時の適切な距離感が、最近遠くなってきたというようなことがご自身で感じられるようになったら老眼の疑いがあります。
特にコンタクトレンズを使用されている方は、老眼の症状に気づきにくいことがあります。ちょっと見えづらくなったからといってコンタクトレンズの度数を変えてしまうと、なかなか老眼の進行を意識しにくくなってしまいます。
コンタクトレンズの度数を変えていないのに、近くが見えづらくなってきた方は注意しましょう。

老眼の原因

老眼の原因は、加齢による毛様体筋の水晶体の厚さのコントロール機能の低下です。人間の目は、水晶体の厚さを毛様体筋でコントロールすることによって遠方の物を見る時や、近くの物を見る時のためにピント調整を行います。加齢により水晶体も硬くなり、毛様体筋の力も落ちてきますので、近くの物を見るためのピント調整がしづらくなり、手元が見えづらいという老眼の症状が現れます。

若くても老眼は発生する?

若くても老眼は発生する?

若い方でも老眼は発生します。最近は「スマホ老眼」と言われています。パソコンやスマートフォンの画面を長時間見続けることにより発生します。スマホ老眼には「調節弛緩型」と「調節緊張型」の2つのタイプがあります。

調節弛緩型のスマホ老眼

近視の方が裸眼で長時間パソコンやスマートフォンを見続ける習慣を続けていると、毛様体筋のピント調節機能が使われず、水晶体の厚さの調整も行いにくくなるので、次第に水晶体が弾力を失った状態になります。その状態で遠くを見るために眼鏡やコンタクトレンズを使用すると、手元が見にくくなるという症状になります。

調節緊張型のスマホ老眼

眼鏡やコンタクトレンズを使用して長時間パソコンやスマートフォンを見続けると、毛様体筋が縮んだまま緩めることができなくなり、水晶体も厚いままとなるため、ピントの調節ができず老眼と同様の症状になります。

老眼の検査方法

視力の測定

老眼の検査は視力測定から始めるのが一般的です。健康診断などでも行うように、アルファベットの「C」のマークの向きを記載した表を一定の距離から見ることで、環の区切りを判別できるかを検査します。

眼圧測定

眼圧とは、眼球の形を維持するための眼の中の圧力のことです。眼の中を満たす房水の量によって変動します。眼圧の測定により正常範囲外の数値であることが判明した場合は、緑内障や網膜剥離といった病気が疑われます。

細隙灯顕微鏡検査

眼に細い光を当てて、傷や炎症の有無を検査します。

近見視力検査

老眼が疑われる場合は、30cm程度離れた距離(近距離)から見る検査表を使用して視力の検査を行います。

老眼の対処法

加齢による老眼は避けて通れません。老眼を放置しておくと目だけでなく、体の様々な部分の不調を起こすこともありますので、適切な対策を行うことが必要です。

遠近両用の眼鏡やコンタクトレンズの使用

老眼になる前から、遠近両用眼鏡やコンタクトレンズを使用することをお勧めします。老眼になる前から慣れておくことによって、実際に老眼が進んでからも楽に使用できるようになります。
最近の遠近両用眼鏡は、以前と比べて技術的に進化しており、40代くらいの比較的若い方でも抵抗なく使用できるデザインのものがあります。

目のストレッチ

目のストレッチは、スマホ老眼にも改善効果があります。眼鏡やコンタクトレンズを付けたままでも行える運動です。

アスタキサンチン、ルテインを含んだ食材

アスタキサンチンやルテインには、活性酸素を取り除く効果があります。活性酸素が取り除かれることで、目の疲れを取る効果があります。

アスタキサンチンは鮭、イクラ、エビ、カニなどの赤い色に含まれています。ルテインはほうれん草やブリッコリー、かぼちゃ、人参などに含まれます。

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