眼窩脂肪ヘルニア

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眼窩脂肪ヘルニアとは?

眼窩脂肪ヘルニアとは?

眼球の奥には脂肪組織がありますが、それが眼球の表面に出てしまっている状態を「眼窩脂肪ヘルニア」と言います。白目の部分がぷっくりと膨らんでいるような見た目になります。
「白目がぷっくり腫れてきた」「目の中が腫れて見た目が気になる」とお困りでしたら、淀川区十三のぬかだ眼科までご相談ください。

眼窩脂肪ヘルニアの症状

眼窩脂肪ヘルニアでは通常、痛みが出ることは稀で、「見た目が気になる」ということが主な症状です。稀に強い異物感を覚えることがありますが、その場合には手術によって脂肪を切り取る治療が検討されます。

眼窩脂肪ヘルニアの原因

主な原因は、加齢によるものと考えられています。加齢により目の周囲の筋肉や靭帯が弱くなってくると、通常押さえつけられている脂肪が徐々に前の方へ漏れ出てきて、ぷっくりと腫れたような見た目になります。

眼窩脂肪ヘルニアは目薬や飲み薬で治る?

眼窩脂肪ヘルニアは目薬や飲み薬で治る?

目薬や飲み薬では、眼窩脂肪ヘルニアを治すことはできません。主な原因が加齢による筋肉や靭帯の緩みによるもので、それを元に戻す方法がないからです。そのため、根本的な改善には手術が必要となります。

眼窩脂肪ヘルニアは必ず治療しなくてはいけない?

眼窩脂肪ヘルニアは、必ずしも治療しなければいけないわけではありません。加齢による影響で誰しもが発症する可能性はありますが、見た目が気にならず、他の症状がないのであればそのまま経過観察する場合もあります。
ただし、リンパ腫や他の腫瘍の可能性もあるため、必ず一度は専門医に相談して適切な診査・診断を受けましょう。また、異物感が強い場合にも治療を検討してみましょう。

眼窩脂肪ヘルニアの検査・治療

検査・診断

問診・診察により診断します。類似する疾患としてリンパ腫や他の腫瘍があるので、鑑別が重要です。

治療

眼窩脂肪ヘルニアでは、時間の経過と共に漏れ出てくる脂肪の量は徐々に増えていきます。異物感が強かったり、見た目が気になったりする場合には、手術を検討します。

眼窩脂肪ヘルニアの手術は保険適応となります。

眼窩脂肪ヘルニアの手術

眼窩脂肪ヘルニアの手術はシンプルで、眼球を一部切開し、漏れ出ている脂肪を切除するだけです。
結膜にメスを入れて、テノン嚢という周辺組織を切り開きます。そこから漏れ出た脂肪を切除し、再発予防のためにテノン嚢を縫合して、最後に結膜も縫合します。
点眼麻酔を施すので、痛みは心配いりません。ただし意識は保たれているため、触られている感覚はあります。
通常20~30分程度の日帰り手術が可能で、数週間たってから抜糸を行います。

注意事項

・眼球を一部切開するため、術後数日は違和感が残る可能性があります
・結膜には血管が通っているため、手術の際に出血する可能性があります。充血は数週間から数ヶ月続く場合がありますが、徐々に薄くなっていきます

06-6301-5940