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院長インタビュー
40年近い歴史を持つ眼科クリニック
日帰り手術として主に白内障・緑内障・硝子体手術に対応
ぬかだ眼科の歴史を教えていただけますか?
ぬかだ眼科は祖父の代から続く歴史の長い眼科クリニックです。2022年4月から私が3代目の院長として継承いたしました。開院以来、移転することなく40年近く現在の場所で診療を行っております。
院長に就任された経緯は?
私は愛知医科大学を卒業後、京都大学病院や北野病院、福井赤十字病院、岸和田市民病院といった基幹病院で、多様な眼科疾患や難症例の診断・治療に従事してきました。
そうして眼科医として15年間、様々な病院で診療を行いつつも、この歴史のあるクリニックを地域の皆様のために残していかなければいけないと思い、院長を継承いたしました。
院長就任にあたってクリニックにどのような変革を?
一番大きな変革として、手術のバリエーションを増やしました。以前は網膜剥離の手術や白内障の手術だけだったのですが、これに加えて緑内障の手術と硝子体の手術も行うようになりました。
現在、当院では日帰り手術として主に白内障・緑内障・硝子体手術に対応しています。
クリニックの長い歴史の中で、受け継いでいきたい点は?
現在、日帰り手術を重点的に行っているクリニックが増えてきましたが、当院は地域にお住まいの方々との繋がりも大切にしたいと思っています。なので、今もお伝えした日帰り手術を提供しつつ、一般的な眼科診療やドライアイの診療なども力を入れて行っていきたいと思っています。
手術だけでなく、地域の方々の眼の健康をトータルでサポートすることを大切にして、そのバランスを保ちながら診療していきたいです。
「白内障+緑内障」「白内障+硝子体」
同時手術で患者様の負担軽減
白内障手術は両眼同時に行うことも可能
ぬかだ眼科では、どのような設備・機器を導入されていますか?
当院では白内障手術を多く実施しているため、その専用機器はもちろんのこと、硝子体手術のための機器も完備しています。
クリニックによっては白内障手術の機器のみを導入していて、硝子体手術のための機器を持っていないため、硝子体のトラブルが生じた際には他院を紹介せざるを得ないというところもあるようですが、当院ではそうした必要がなく、治療を完結させることが可能です。
これまでの手術の実績を教えていただけますか?
これまで白内障、緑内障、硝子体の手術を中心に年間800~1,000件のペースで手術を実施しておりました。私が眼科医として診療を始めてからの15年間を通じて、手術件数はおおよそ1万件を超えると思われます。
クリニックの日帰り手術の特徴は?
当院では白内障手術の際、緑内障の症状がある方に対して緑内障の手術を同時に行うことが可能です。これにより患者様の経済的な負担、また何度も来院しなければいけない手間が軽減できるだけでなく、術後の目薬の使用も減少させることが可能となります。これは患者様にとって大きなメリットです。また、白内障手術では両眼を同時に行うことも可能です。これもまた患者様の負担の軽減に繋がります。
現在、当院では「白内障+緑内障手術」あるいは「白内障+硝子体手術」といった組み合わせが可能になっています。もちろん、それぞれの手術は単独で行うこともできます。
その他、ぬかだ眼科にはどのような特徴や強みが?
積極的に日帰り手術を行っているクリニックでは、患者様に手術を勧めるケースが多いように感じています。ですが、「どうしても手術を受けたくない」という患者様もおられます。当院ではそういった方々に無理に手術を勧めることはせず、ご希望に沿う形で診療を続けることを大切にしています。
一方で、手術をご希望になる患者様には、ご理解・ご納得いただけるまで丁寧に説明を行い、安心・納得・満足に繋げるようにしています。なお、白内障や緑内障をご相談いただいたからといって、必ず手術になるわけではありません。患者様とご相談の上、最適な治療方針を決定いたします。
「相談=手術」ではありませんので
まずは一度お気軽にご相談ください
普段の診察で大切にしていることは?
患者様お一人おひとりのライフスタイルや趣味、眼鏡の使用頻度など、細かな部分までしっかりとおうかがいするように心がけています。特に手術をご希望の方に対しては、手術までの診察の回数を増やすことで、「単焦点眼内レンズにするか?それとも多焦点眼内レンズにするか?」といった治療方法を安心・納得して選択していただけるようにしています。
患者様が日帰り手術の相談に来られるきっかけで多いのは?
例えば、白内障手術であれば「運転免許の更新が心配」「眼鏡を使用しても見えづらくなってきた」「日常生活に不便を感じるようになった」というきっかけでご相談に来られるケースが多いです。
最後に、日帰り手術を検討中の方へお伝えしたいことは?
白内障手術を受けたまわりの人から「すごく良くなった」と聞いて、「自分も手術を受けよう」あるいは「手術を受けなければいけない」とお考えになる方もおられますが、実際に視力を測定してみると、すぐに手術する必要はない場合もあります。
例えば、視力がわずかに低下しているだけであれば、もう少し待った方が術後の感動や変化を強く感じることができます。術後の成果に「なんだ、こんなものか」とがっかりしないように、その方の生活背景や実際の視力の状態など、様々な要素を総合的に考慮して手術のタイミングをアドバイスさせていただきます。
繰り返しになりますが、「相談=手術」ではありませんので、まずは一度お気軽にご相談ください。