緑内障とは

  • HOME>
  • 緑内障とは

緑内障とは?

緑内障とは?

緑内障は、眼の視神経が傷つけられ、次第に視野が失われる病気です。視野の損失は一度進行すると回復することがないため、急激に進行して失明へと繋がる可能性があります。
眼の内部には「房水」という液体が充満しており、これは生成されては眼の外に排出されるというように循環しています。この房水の流れによって眼内の圧力(眼圧)が一定に保たれ、眼球の形が維持されます。
しかし、何らかの原因で房水の排出が滞ると、眼内に房水が蓄積されて眼圧が高まります。この高い眼圧が視神経を圧迫し、長期にわたって損傷をもたらし、最悪の場合、失明に至ります。

緑内障の原因

多くの場合、眼圧の異常上昇が緑内障の主な原因となっていますが、ただし、眼圧が標準範囲であっても発症する「正常眼圧緑内障」というタイプもあり、これは特に日本人に多く見られます。
遺伝的な要因や近視の度合いも、緑内障のリスクを高める要因として考えられます。緑内障の進行を早く抑えるためには、定期的な眼の検診が大事です。

緑内障は中途失明原因の一位

日本において、中途失明原因の一位は緑内障です。また中途失明原因の約25%を緑内障が占めています。
緑内障を発症している方の多くは症状が現れるまで病気の存在に気づかず、重症化してから初めて眼科に相談するというケースがよくあります。
緑内障の治療を早期から開始することで、失明のリスクを大きく減少させることが可能です。
淀川区十三のぬかだ眼科では、皆様の目の健康を守るために、緑内障の早期発見・早期治療に力を入れています。定期的な眼科検診で、緑内障の初期段階を見逃さないようにしましょう。

こんなことでお悩みではありませんか?

緑内障の病状は大きく、初期・中期・末期の3つの段階に分けることができます。それぞれの段階とその特徴は以下のようになります。

初期

中心視野のわずかに外れた部分に、暗く見える点(暗点)が現れ始めます。この段階で異常に気づくのは難しいです。

中期

暗点が次第に増え、視野の欠けている部分が拡大してきます。片目で視野の減少が始まっても、もう一方の目がそれを補ってしまうため、異常を認識しづらくなります。

末期

視野の欠ける範囲がさらに拡大し、視力が低下するようになります。ここまで進行すると日常生活にも大きな影響を及ぼし、失明へと進行するリスクがあります。

緑内障の種類

緑内障の種類

緑内障は様々なタイプが存在し、それぞれ原因が異なります。主な緑内障の種類と特徴は以下の通りです。

原発緑内障

一般的に「緑内障」と呼ばれるものは、このタイプに該当します。詳しい原因はわかっていませんが、原発緑内障はさらに次のように分類されます。

原発開放隅角緑内障

隅角部の房水の流れが線維柱体によって遮られ、眼圧が増加します。この状態が継続すると緑内障を発症する可能性があります。

原発閉塞隅角緑内障

隅角が狭まったり、完全に閉じてしまったりして、眼圧の上昇を招きます。このタイプは急性緑内障発作(目の痛み・かすみ、頭痛、吐き気など)を引き起こすことがあるので注意が必要です。

正常眼圧緑内障

眼圧が正常な範囲内であるにもかかわらず、緑内障の症状が現れることがあります。日本人の緑内障患者様の大部分がこのタイプに該当し、特に開放隅角緑内障の形態での発症が多いとされています。

続発緑内障

他の目の疾患や全身の病気、また特定の治療が原因で、眼圧が増加し緑内障が発症するものです。白内障やぶどう膜炎、ステロイド治療などが続発緑内障の原因となることが知られています。

発達緑内障

新生児や幼児に見られる緑内障で、生まれながらに隅角の発達に問題があるため、眼圧が上昇します。

06-6301-5940