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角結膜異物とは?
目の中にゴミが入って、ゴロゴロとした異物感を感じたことがある方も多いのではないでしょうか。異物が入り込んだ目の組織によって、「角膜(黒目)異物」「結膜(白目)異物」と名称が異なります。
異物をそのままにしていると、痛みや涙、充血といった症状だけではなく、感染症に繋がるリスクもあります。
「目にゴミが入って痛い」「目のゴロゴロ感が気になる」「工場での作業中、鉄粉が舞って目に入った」などとお困りでしたら、淀川区十三のぬかだ眼科までご相談ください。
角結膜異物の症状
主な症状として、痛み、涙が出る、目やに、充血などが挙げられます。角膜・結膜は物を見るために非常に感度が敏感な組織で、異物による刺激を強く感じやすいという特徴があります。
視力への影響は少ないと考えられていますが、角膜の中心部に異物が入り込むと、強い痛みと共に視力の低下を引き起こす可能性があります。
角結膜異物の原因
風に舞って異物が目の中に入り込んだり、汚れた手で目を擦ったりした時に異物が侵入しやすいと言えます。
主な異物の種類
・虫
・コンタクトレンズの欠片
・ハウスダスト
・砂ぼこり
・葉っぱ
・まつ毛
・鉄粉
など
角結膜異物の検査・治療
検査・診断
以下の方法を組み合わせて異物の種類と大きさ、傷の範囲を特定します。
細隙灯検査
細隙灯(さいげきとう)という光を当てて眼を拡大し、角膜・結膜の状態を調べます。
角膜に傷が認められる場合には、上まぶたにも異物があるケースが多いため、併せて確認します。
生体染色検査
特殊な色素で眼を染めて、ブルーライトを当てることで傷の位置を特定します。色素で染まった涙は、自然に鼻から排出されます。
レントゲン・CT検査
異物が見つからない場合や、眼の内側まで侵入していることが想定される場合、必要に応じてレントゲン検査やCT検査を行う場合があります。
治療
角膜・結膜に入り込んだ異物を取り除く前に、生理食塩水を用いて眼球を洗い流します。生理食塩水を流すだけで異物が取れることもありますが、その後、残った異物をピンセットや綿棒、医療用の針やドリルを用いて除去していきます。
この際、異物により傷が生じている場合には、感染症を防ぐために抗菌目薬を使用することもあります。
鉄粉が混入した時には、特に注意が必要です。鉄は涙にさらされていると錆びることがあり、その錆が角膜・結膜に浸透してしまう可能性があるためです。そのため早期治療が大事です。
取りにくい異物は眼科クリニックへご相談を
目に異物が入った時、ご自宅で目薬などを使って洗い流そうとしがちです。ですが、何度か試しても異物が取れない場合には、無理に自分で取ろうとせずに眼科クリニックへご相談ください。