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ドライアイとは?
ドライアイとは、涙の分泌量の不足や涙の成分バランスが崩れたりすることによって、目が乾燥する病気です。目の表面は角膜という透明の膜で覆われており、目の外部の刺激から守るバリアの役割をしています。角膜が何らかの原因で傷つくと新陳代謝の働きで修復されるのですが、涙が不足するとその修復が追いつかず、目の痛みや充血といった症状となって現れます。
目の乾きでお困りでしたら、淀川区十三のぬかだ眼科までご相談ください。
ドライアイの症状
ドライアイに見られる症状は、目が乾くという代表的な症状のほか、目が疲れやすい、目の異物感(ゴロゴロ感)、目の痛み、かゆみ、目やに、充血などです。
ドライアイの原因
ドライアイの原因は、涙の分泌の低下や、涙の蒸発が多くなることによって眼球の表面の涙の量が減ることですが、それには以下の要因が関係しています。
空気の乾燥
空気の乾燥により、目の表面から涙が蒸発しやすくなります。
瞬きの回数が少ない
作業に集中する等の原因で瞬きの回数が減少し、目が乾きます。
瞬きが不完全
瞬きの瞬間にしっかりまぶたを閉じないことで、眼球表面の下方が乾くことがあります。
コンタクトレンズの影響
コンタクトレンズが水分を弾くことで、目が乾燥しやすくなります。
ドライアイを引き起こす疾患
また、次のような疾患が原因でドライアイが起こる場合もあります。
シェーグレン症候群
目や口、鼻などの粘膜が乾燥する症状で、関節痛が起きることもあります。
マイボーム腺の詰まり
マイボーム腺とは、瞼のまつ毛の生え際よりもやや内側にある、油分を分泌する器官のことです。これが何らかの原因で詰まると、油分の分泌が減少し、涙の蒸発を防ぐことができなくなります。
結膜炎
アレルギー性結膜炎などでもドライアイを起こすことがあります。
ドライアイの治療
点眼薬
軽度なドライアイの症状に対する治療方法です。目の乾きを抑えて潤いを持たせる点眼薬で症状を緩和します。
点眼薬には、ヒアルロン酸製剤や人工涙液、涙の成分であるムチンや水分の分泌を促進する点眼薬、ムチンを産生する点眼薬などがあります。
涙点プラグ
目の中の涙の出口である涙点に栓(涙点プラグ)をして、涙が涙点から出ることを人工的に抑制する方法です。涙点から涙が出るのを抑制することにより、涙腺から出る涙の量を増やして目の乾きを改善します。
悪化要因の除去
長時間の作業によって瞬きの回数が減ってしまうなど、目の乾きを助長する悪化要因を除去することで、ドライアイの症状が改善・予防できる場合があります。
作業の合間に適度な休息をとることや、できるだけコンタクトレンズを使用しないようにすることなどが挙げられます。